幼なじみへの想いが、女装へと変わっていく。性同一性に悩む少年の静かな告白に心を奪われる
男の娘好きなら、この作品の「静けさ」に刺さる。騒がしい展開も、過剰な演出もない。ただ、一人の少年が、自分の姿を少しずつ変えていく過程が、まるで日記のように綴られている。
第一印象は「ただの変態じゃん」。でも、3枚目で気づく。これは、性の迷いを抱えた少年の、ひそやかな再生の物語だ。
見どころ紹介
セーラー服を着た瞬間、世界が変わった
初めてセーラー服を着るシーン。鏡の前で、ゆうすけは手を震わせている。指先が服のボタンに触れるたび、呼吸が止まる。その瞬間、彼は「自分」を、初めて選んだ。
カメラは彼の顔に寄らない。背中だけを、ゆっくりと追う。まるで、彼が隠そうとしているものを、そっと見守るように。
ママにカミングアウトするまでの、3日間の沈黙
家族の前で、自分の性を告げる勇気。それは、誰にも教わらない。自らの痛みで、育つ。
ゆうすけは、夕食のテーブルで、箸を置いたまま、何も言えない。母親の視線が、ただ、優しく、温かく、彼の背中に落ちる。その光景だけでも、胸が詰まる。
この先の、言葉のやりとりは、幼なじみの心の距離を、一気に縮める。この先は、実際に観て確かめてほしい。
女になっていく、ということの重さ
髪を伸ばす。爪を塗る。声を低くしようとする。その一つ一つが、自分を殺すことのように感じる。
だが、その選択は、決して「男らしさ」を否定しているわけではない。むしろ、自分を、もっと真っ直ぐに生きるために、選んだ道だ。
この作品は、女装・男の娘の魅力を、説明ではなく、体感させる作品だ。
僕の感想
僕は、この作品の「静けさ」に、完全にやられた。
カミングアウトの瞬間、言葉は一切出ない。ただ、母親が、ゆうすけの手を、そっと握る。その一瞬で、涙が出た。
惜しいのは、音声が一切ない点。せめて、呼吸の音や、布の擦れる音があれば、さらに深みが出た。
でも、だからこそ、この作品は、僕の心に残る。言葉じゃない、存在そのもので、伝えている。





![WOMAN [日本の女性に惚れなおす]3](https://pics.dmm.co.jp/digital/video/24hrd00003/24hrd00003pl.jpg)




