3月 31, 2026
深夜2時。俺はリビングのPC前で震える指をキーボードに乗せてる。34歳、ITエンジニア。妻の美咲と結婚5年目。子供なし。俺は170cmで60kgの細身、内気で人見知り。妻は32歳、元OLで今はパート。社交ダンスを趣味にし始めたのが4ヶ月前。今これを書いてる手が冷てえ。吐き気するのに、下半身が熱い。誰かに話さないと狂う。あの夜の記憶が、頭から離れねえ。
美咲とは27歳で結婚した。出会いは会社の飲み会。彼女の笑顔に一目惚れ。毎週金曜は一緒にスーパーで買い物。土曜の朝はパンケーキ焼いて食うルーティン。セックスは週2回。正常位中心で、彼女は優しく応じてくれるけど、絶頂までいかないタイプ。満足。普通に幸せだった。
4ヶ月前、美咲が社交ダンスを始めた。会社の同僚に誘われて、駅前の「ステップダンススクール」通い。最初は「リフレッシュになるよ」って笑ってた。レッスン帰りの彼女、頰赤らめて楽しげ。俺も応援した。動画見せてくるから、一緒に見て褒めた。
最初に気づいたのは、2月頭の水曜。リビングのテーブルに美咲のスマホ置いてあった。いつも画面上だったのに、裏返し。通知音で振動したけど、見えねえ。今思えば、あの時からだ。「疲れてるのかな、気にしすぎ」って自分に言い聞かせた。
翌週の月曜。洗濯物畳んでたら、美咲の下着が変わってた。いつものユニクロのベージュじゃなく、黒のレース。タグ見たら「アヴィッド」ってブランド。新品。聞くと「友達と買い物した」って。匂い嗅いだら、微かなローズの香水。俺の知らない匂い。(気のせいだろ。妻なんだから)そう思って流した。
3月最初の金曜。美咲の帰宅が23時過ぎ。いつも21時なのに。「レッスン長引いた」って。シャワー浴びる彼女の背中、妙に汗ばんでる。首筋に赤い跡? 気のせいか。夕飯温め直しながら、胸がざわついたけど。「ダンス熱心で可愛いな」って無理やり納得。
3月10日、日曜の昼。美咲が動画見せてきた。「見て! 高橋さんとのステップ!」スクリーンに映る男。身長180cm超え、色黒で肩幅広い。ノースフェイスのジャケット着て、笑顔自信たっぷり。ダンスインストラクターだって。美咲の腰に手回して、リード。密着度高い。声のトーンが変わってた。俺に話す時より明るい。
夕飯時、「高橋さん、面白いんだよ。ステップ教えてくれてさ」って何度も名前出す。目が輝く。俺の冗談には苦笑いなのに、あいつの話でクスクス。胸がチクッとした。(パートナーなんだから当然か)
高橋のインスタ漁った。フォロワー3000人超え。イベント写真多数。筋肉質の体、女たち笑顔囲む。俺のインスタ? 50人、風景写真だけ。年収も俺500万、彼はスクール経営で800万以上か。
美咲の帰宅時、匂い。汗と混じった男物のコロン。ソファに残る。俺の安いボディソープと違う。話し方も想像つく。低くて余裕ある声。俺の高い声じゃねえ。
セックス中、美咲の目が遠い。以前より濡れやすいけど、俺の名前呼ばねえ。高橋の話後、彼女の腰振り激しくなった気が。比較すんのやめろよ俺。でも、止まらねえ。
ドアの隙間から、美咲の声が漏れた。「高橋さん…もっと…奥まで…」
——4ヶ月前、3月20日の土曜夜に遡る。
美咲がダンスイベントで出かけた。19時集合、22時解散のはず。0時過ぎても帰らねえ。LINE既読つかず。胸騒ぎ。コート着て、イベント会場近くの駅へ。タクシー降りる美咲見えた。高橋と腕組んで歩く。ラブホ街へ。尾行した。心臓がドクドク。指先冷たい。
「ルーム101」に入る二人。俺、階段で待つ。30分経った。息浅い。ドア前へ。耳つける。エアコンのブーン音だけ。(帰ろう。知りたくねえ)
でも、足が動かねえ。手がノブに伸びる。迷う。開けたら終わりだ。声出せば止まるかも。いや、聞きたくねえ。でも。気づいたら、隙間から覗いてた。
最初に目に入ったのは、高橋の背中。広い。Tシャツ張りついて筋肉浮き出てる。汗で光る肌。日焼け線鮮やか。その下、美咲の白い脚。ベッド端から出てる。爪先ピン。ダンスのステップみたいに震えてる。ギシッベッド軋む。
息止めた。喉ごくり。視界狭まる。次、彼女の顔。目閉じて、唇噛んでる。俺との時、そんな顔しねえ。頰赤い。汗の匂い、ドア越しに漂う。ローズの香水混じり。高橋の手が、美咲の腰掴んだ。
膝に力入らねえ。逃げろよ。声出せ。叫べば終わる。でも、身体が固まる。耳鳴り。外の車通り音、急に大きく聞こえる。時計の針、カチカチ。5秒経った気がするのに、まだ動かねえ。(なんで見てるんだ俺)
高橋の肩動く。ゆっくり。リズム。ダンスのワルツみたい。パンッ肌ぶつかる音。湿ってる。美咲の息、荒い。鼻息混じり。
隙間広げた。ベッド全体見えた。高橋仰向け。美咲が上。騎乗位。彼女の腰、グラインド。ダンスのヒップムーブみたい。俺との時は絶対やらねえ。「あっ…高橋さん…いい…」
心臓の音、自分に聞こえる。こめかみ脈打つ。「もっと腰落とせよ、美咲」高橋の声、低い。余裕。手で彼女の尻叩く。パチン赤くなる肌。
美咲の乳、揺れる。汗滴る。シーツ湿る音。くちゅくちゅ下の音、ぬるぬる。匂い濃くなる。男の汗と女の甘酸っぱい混じり。息浅くしかできねえ。深く吸うと、あの匂い肺に染みる。
「ん…はぁ…高橋さんの…大きい…」美咲の声、甘い。押し殺さず。俺の名前、呼んだことねえのに。(俺のよりデカいのかよ)
高橋、腰突き上げる。パンパン加速。ベッドギシギシ。リズム速まる。タンゴみたい。「俺のステップ、好きだろ?」
「好き…ダンスみたい…もっと激しく…」美咲、自分から腰振る。髪乱れ、汗飛ぶ。表情、恍惚。俺とのセックス、こんな積極性ねえ。
——
音止まった。エアコンだけ。時計カチ。俺の息、荒い。見続けるか? 逃げろ。スマホ撮るか? でも、手震えて。気づいたら、まだ覗いてた。
体位変わる。高橋後ろから。美咲四つん這い。鏡越しに顔見える。目潤んでる。尻掴まれ、突かれる。ぐちゅっ ぱんぱん水音と肌音。彼女の爪、シーツ握る。爪先またピン。「あんっ…イキそう…高橋さん!」
「俺の名前、呼べよ。もっと声出せ」命令調。美咲従う。「高橋さん…! こんなの初めて…奥…当たる…」俺との3年、否定された。
汗の匂い、ドアの隙間から直撃。背中冷汗伝う。拳握る。歯食いしばり。なのに、下半身疼く。はぁはぁ二人の息、重なる。環境音、雨始まった。窓叩く音。
高橋の動き、止まらねえ。持久力。俺の3分じゃねえ。美咲の声、連続絶頂。「だめ…またイッちゃう…!」体震え、崩れる。
クライマックス。高橋、美咲抱き上げ対面立位。密着。キス。舌絡む音。ちゅぱ。彼女の脚、高橋腰に絡む。ダンスのディップみたい。突き上げ。ずんずん深い音。
「高橋さん…中に出して…!」美咲の懇願。俺には避妊派だったのに。「いいよ、美咲。受け止めろ」
高橋の背中固まる。低く唸る。どくどく想像した。美咲の目、虚ろ。体痙攣。絶頂顔、俺知らねえ。汗と体液の匂い、ピーク。口カラカラ。唾飲み込めねえ。
事後。高橋、ベッドに座りタバコ。美咲の頭撫でる。「上手くなったな、ステップ」って笑う。彼女、甘えた声。「高橋さんのおかげ…またレッスンして」笑顔。幸せそう。俺との後、こんな顔ねえ。
雨音だけ。静寂。俺の心拍、うるせえ。二人は俺の存在など知らねえ。
ドアから離れた。膝ガクガク。階段降りる足、ふらつく。外、雨。傘ねえ。びしょ濡れ。頭真っ白。美咲の声がループ。「高橋さん…もっと…」吐き気。なのに、股間硬い。最悪だ。こんなんで勃ってる俺が一番クズだ。
家帰り、放心。ソファ沈む。拳握ってた。歯軋り。泣きたい。殴りてえ高橋を。美咲を抱きしめたい。でも、射精しそう。自己嫌悪。シャワー浴びる。自分の体見下ろす。細い腕。短いモノ。あいつの広背中とデカさに、完敗。
美咲、2時帰宅。「イベント遅くなった」って。キス匂う、タバコと男。唇微腫れ。無視して寝た。背中向けて、震え。
翌朝、美咲寝てる横で目覚め。あの音が蘇る。パンパン くちゅ手が勝手に股間に。シコる。美咲の「高橋さん!」声でイッた。虚無。最低だ俺。(でも夜また思い出す)
一番興奮したのは、騎乗位の腰振り。あのダンスのリズム。名前呼ぶ声。匂い。反復。止まらねえ中毒。
次の週、セックス。美咲のテク上達。腰クネる。騎乗位求めてくる。俺上気味なのに。「もっと奥」って。フラッシュバック。高橋の影。異常に興奮。早漏で果てる。彼女の首、薄いキスマーク。今思えば、あのレース下着の伏線。
LINE返信、遅い。スクショ保存。帰宅時間記録。匂い嗅ぐ習慣。知りたくねえのに。傷ついて興奮。ループ。スマホ裏返し増え、高橋の名前頻出。「レッスン」言い訳具体的。
あの夜後、ネット徘徊。NTR体験談漁る。似た話多数。気づいたらFANZA開いてた。ダンス絡みのNTR動画にハマる。現実とリンクして、余計ヤバい。
矛盾だらけ。後悔。興奮。再燃。同じ性癖の奴いるか? 俺だけじゃねえよな。この衝動、治るのか。(美咲取り戻したい。でも、もう一度あのドアの前に行きてえ)指震える。画面閉じらんねえ。硬くなってる。また。
あの雨音が、今も耳に残る。