■ 作品概要｜満点評価を獲得した青春エロストーリー

サークル「みっつまん」による人気シリーズの完結編。2025年12月20日にFANZA同人で配信開始された本作は、全43ページの同人漫画です。

FANZAでのユーザー評価は平均5.00点（満点）。レビュー件数こそ4件と少ないものの、その全てが最高評価という驚異的な満足度を記録しています。

幼なじみとの甘酸っぱい関係性を描いた本作。なぜこれほどまでに読者の心を掴んだのか——その魅力を徹底解剖していきます。

■ サークル「みっつまん」について

■ あらすじ｜友達には、もう戻れない

萌香と恭介——幼い頃から一緒に過ごしてきた幼なじみの二人。

ある日をきっかけに、彼らは「友達」から「セフレ」という曖昧な関係へと発展します。しかし、それは普通のセフレとは違っていました。

体の関係を持ちながらも、お互いに特別な想いを抱く二人。友達には戻れない。でも恋人でもない。そのもどかしさを抱えながら、物語は最終章へと突入します。

シリーズ完結編となる本作では、ついに二人の関係に決着がつきます。「セフレ」という背徳の関係は、果たしてどこへ向かうのか——

■ 登場人物紹介

■ 見どころ｜シリーズ完結編の魅力

【1】保健室での再会シーン——背徳から純愛へ

本作最大のクライマックスは、セフレ関係が始まった保健室で再び二人が交わるシーン。

「友達には戻れない」と分かりながら惹かれ合う魂のようなセックス。背徳の快楽が、純粋な愛情へと昇華する瞬間は圧巻の一言です。

【2】濃密なHシーン——前作を超える密度

本作のHシーンは前作以上に濃密。ローションを使ったプレイなど、シリーズを重ねてきたからこその新鮮な展開が盛り込まれています。

体温や息づかいまで伝わるようなリアルな描写は、イチャラブ好きにはたまらないポイント。

【3】恋人成立後の「好き」の応酬

想いが通じ合った後の多幸感溢れるシーン。二人が「好き」を伝え合う姿は、シリーズの締めくくりにふさわしい感動的な場面です。

■ 心理描写の魅力｜なぜこの作品は「刺さる」のか

本作が高評価を得ている最大の理由は、セフレ関係の複雑さをリアルに描いている点です。

• 恭介の嫉妬心：萌香が他の誰かと話すだけで胸がざわつく。セフレなのに独占欲が抑えられない
• 萌香の素直になれない感じ：本当は好きなのに、「セフレ」という立場が邪魔をする
• 「もう戻れない」という焦燥：体の関係を持った以上、以前の関係には戻れない。でも前にも進めない

この愛情と欲望の境界線を丁寧に描いているからこそ、読者は二人に感情移入し、最後の純愛への昇華に心を打たれるのです。

■ 評価ポイント｜プラス面とマイナス面

△ 注意点

• シリーズ3作目のため、前作を読んでいないと感動が薄れる可能性あり
• 43ページと短めのボリューム（その分、密度は高い）
• NTR要素を期待する人には不向き（純愛寄りの作品）

■ 作品スペック

■ 実際に読んだ感想

正直に言おう。これは「エロ漫画」ではなく「恋愛漫画」だ。

もちろんHシーンはしっかり濃厚で、実用性も十分。だが、それ以上に二人の心の動きに引き込まれる。

特に印象的だったのは、恭介の嫉妬心の描写。「セフレなんだから独占する権利はない」と分かっていながら、萌香のことが気になって仕方がない——この感情のリアルさが、読者の心を掴んで離さない。

そしてラストの保健室シーン。すべてが始まった場所で、すべてが完結する。この構成は見事としか言いようがない。

43ページという短さを感じさせない、濃密で完成度の高い一作。シリーズを通して読んできた人はもちろん、本作から入っても十分楽しめる完成度です。